さつまいも掘り 平成24年10月22日(月)
良い天気に恵まれ、今日は年中・年長さんが春に植えたさつまいも掘りに行きました。
例年なら、お父さん・お母さんとの芋掘り参観日として実施していましたが、今年はさつまいもが不作で少ないようなので、子どもたちだけのさつまいも掘りとなりました。
しかし、子どもたちは大興奮!
春の苗植えから、夏の水やり、一生懸命世話をした結果が今日分かります。
大きなお芋がたくさんあるといいね、と期待しながら畑へ到着しました。
わんぱく広場で装備を整えて畑へ入ります。
昨年はイノシシが畑に侵入して食べられたため、収穫量がいつもより少なめでした。
「今年は天気が悪かったのか、雨が少なかったのかはわからんけど、どうもつると葉っぱの伸びが良くなくて不作かもしれんよ」
ボランティアのおじさんからそんな話を聞いた後、いよいよ畑に入ります。
年長の青組さんは、苗を植えた後何度も畑に通って苗に水やりをしてきました。
初めは何も目印をつけていませんでしたが、「ぼくのおいもどこ?」「わたしのおいもがわからん!」という体験をしたので、それぞれが工夫して、自分が植えた苗の所に名札を刺しています。
最近夢中になっている木工遊びで作った、背の高い名札で、茂ったつるにも隠れずバッチリです。
しかし、年中の緑組さんは…。
何人かは先生のまねをして自分の苗のそばに石を置いてみたり、枝でしるしをつけたりしていました。
その目印も、伸びたさつまいものつるに隠れてしまいほとんどの子どもが自分の場所を確認できません。
いつまでたっても芋掘りが開始できないので、先生が問いかけました。
「どうやったら自分の苗の場所が分からなくならないのかな?」
「今度は青組さんみたいに名札を立てる!」
「青組さんみたいにしたい!」
と答える緑組さんです。
今日は先生が場所を指示して、いよいよおいもほりです!
さつまいもの名札
名札を刺して、自分のお芋が分かるようにしていた青組さんですが、最初から今のような見やすい名札ではありませんでした。
一番最初は木の棒や石を目印にしていました。これで大丈夫! と次に畑に行くと…
「ぼくの石、この石だっけ?」
「それわたしの!」
「じゃあ、ぼくのは?」
やっぱり名札を作らないといけない、ということになり、最初はお菓子の空き箱や割り箸、トレーなどを使って名札を作っていました。
しかし、雨でぐしゃぐしゃになったり、タヌキにかじられたり…。
せっかく作ったのに、どうすればいいかな? とみんなで相談し、丈夫な名札を作ろうということになりました。
それも、どんなものを材料にすればいいか、どんなふうにすれば見やすいか、相談しながら今回のような名札が完成したのです。
私たちは子どもが自分たちで考えるような場を用意し、そして自ら「したい!」という子どもの意欲につなげ、「できた!」という達成感を味わえるような保育を目指しています。