ガタンと派手な音を立てて体が床に投げ出される。
燃えるような熱い身体と、ガタガタと止まらない震えに喉が嫌な音をたてた。
「ロビンちゃ・・・なん・・。」
楽しげな彼女の様子にサンジは苦し紛れに爪を床に突き立てる。
サンジの意思に反して暗闇に飲み込まれていく意識の中、最後に目にしたのはキッチンから出て行く彼女の後ろ姿だった。
地響きのような騒音にサンジは目が覚めた。
ふるふると頭を振ってぼんやりとした視界にどうして床で寝ているんだろうと疑問を抱く。
ああ、そういえばロビンちゃんが作ったという胡桃のクッキーを貰ってから記憶が飛んでいるなと、ぼんやりとした頭でサンジは記憶を辿っていた。
「クソコック!!!」
バタン、いやドカンという派手な音をたてて飛び込んできたゾロにサンジは煩いと抗議の声を上げた・・・つもりだった。
「グルルゥウ・・。」
「・・・・コック?」
しかし、その口から実際に出たのは低い獣の唸り声。
サンジが恐る恐る視線を向けた先には長い指の替わりに金色の毛に包まれた前脚が見える。
立ち上がろうと身体を起こしたはずなのに視界も低い。
そして極め付けにサンジの感情に反応してパタンパタンと長い尻尾が床を叩いた。
たら〜りと背に嫌な汗が流れていくのを感じる。
「コック・・。」
小さなゾロの呟きに顔を上げれば、ふわりと優しく微笑みを浮かべてサンジを見つめている。
その両手が伸ばされ、ペタンと座ったゾロにサンジは柔らかく抱き締められていた。
「・・・逢いたかった・・・。」
うっとりと呟いて首筋に頬をすり寄せてくるゾロにガックリと肩を落とす。
その嬉しそうなゾロの様子に、毎日会ってる俺はなんなんだ?と咄嗟にサンジは突っ込んだのだが、実際に出たのはグルグルという喉を鳴らす音だけだった。
『あら、だって剣士さんが可哀想だったんですもの。』
そう、犯人はにっこりと笑顔でそう告げた。
つい最近無人島で胡桃にそっくりな『変化の実』というものを口にしたサンジは金色の猫(大型)に変化した。
その時とそっくりな猫が現れて、代わりにサンジがいないとなれば原因は一目瞭然。
ナミは素早く犯人の目星をつけチョッパーを問い詰めたのだが、犯人はあっさりと皆の前で自己申告してくれた。
「ロービーンーー。」
ピクリとナミの額に浮かんだ血管にロビンは優雅に笑った。
「あら、だって剣士さんが可哀想だったんですもの。」
「ゾロが?」
どういう意味?と、本人に問いただそうとナミは振り返って肩を落とした。
少し離れた場所に伏せているサンジにべったりと、そう、べったりとしか表現が出来ないほどくっついているゾロがいる。
ナミの視線に気付いたサンジがパタパタと尻尾でゾロを叩いても一向に動く気配がない。
「あー、つまりはああいうことなのね?」
こめかみを揉みほぐしながら溜息を零す。
そして深呼吸するとナミはジッとサンジを見つめた。
「ちょっといいかしら?サンジくん。」
ナミの呼びかけに体を起こしたサンジを引きとめるようにゾロの腕が伸びてくる。
その腕にスルリと尻尾を絡めてぺろりと手の甲を舐めるとサンジは身を翻す。
一連のやり取りを見ていたクルーはヤレヤレと溜息をついた。
ラウンジから出て歩くナミの後を追ってサンジは静かに足を運ぶ。
悠然と近寄る金色の猫の優美さに正体がサンジだと知っているナミでさえ思わずうっとりしてしまう。
マストを背に立ち止まったナミの正面に座って、見上げてくるサンジの視線に気付いて慌てて腰を下ろす。
「会話は出来ないから、イエスだったら尻尾を2回、ノーだったら尻尾を4回動かしてくれる?」
ナミの問いかけにサンジの尻尾が2回振られた。
「単刀直入に言うわ。ゾロはまた発情してる?」
尻尾は2回。
「ちょっと訊きづらいんだけど、前回発情した時、やっちゃった?」
尻尾は4回。
「それって、猫のときよね?」
尻尾は2回。
ナミはジッとサンジを見つめた。
「人間の時はやったんでしょ?」
ナミの問いかけにしばらく動きを止めていたが、観念したように尻尾が振られる。
「4回って・・。それって何もしなかったって事?」
尻尾は2回。
「チョッパーからは聞いたんでしょ?」
尻尾は2回。
ナミは驚いたようにサンジを見つめた。
「サンジくんってゾロの事、好きなんだと思ってた。」
サンジの尻尾が空中でクルリと丸まる。
そしてゆらゆらと右に左に振られてその回数は分からなかった。
ナミは深い溜息をつくと手を伸ばしてサンジの頭を軽く撫でる。
「サンジくん。それは確かにゾロが可哀想よ。」
ナミも前回のゾロの発情事件(?)については後日チョッパーから聞いただけだったが、あのゾロが妙に猫になったサンジにべったりと懐いていた記憶はある。
中身がサンジでもやっぱり動物が好きなのねと微笑ましく思っていたのだ。
あとから聞いたチョッパーの話で微笑ましいどころではなかったとちょっと呆れたのだが。
まあ、今回のあのゾロの様子を見ればその気持ちも分かるというものだ。
「チョッパーが発情って言っちゃったから気にしているのかもしれないのだけど、あれは、ただの恋する乙女状態よ?」
ナミの言葉に尻尾がパッタンパッタンと音を立てて床を叩く。
その抗議めいた動きを無視してナミは続けた。
「猫の姿のサンジくんにラブってところがゾロらしいとは思うんだけど・・。」
尻尾が4回ゆらゆらと動く。
どうやら違うと言いたいらしいと思いながらナミは知らない振りで続けた。
「あのね、サンジくん。」
「・・グルゥ。」
「今回はロビンだったけど、そのうちゾロに食べさせられたら・・とかは思わないの?」
パタンパタンと動いていたサンジの尻尾が動きを止める。
「変化の実は一時的な効果だし、そのうち人間の姿に戻れるわよね?・・・でもね、もしも、同じ効果の実があったら・・、それをたまたまゾロが手に入れちゃったらどうすると思う?」
「・・・・。」
「思いつめたゾロなら躊躇なくサンジくんに食べさせるわよ?」
きっと猫の姿じゃなくて人間の姿であれば真っ青になっているんだろうな・・と思いつつナミは続けた。
「いい?・・・一発よ。一発ガツンと犯ればいいのよ、サンジくん。」
ナミは毛を逆立てたサンジににっこりと微笑んだ。
「たぶん、それで万事解決よ。」
呆然としている蒼い瞳に軽くウインクする。
「猫でスルか、人間でスルかは、お任せするわね。」
がっくりと項垂れたサンジを見つめてナミは苦笑する。
少なからずサンジもゾロに好意を持っている事には確信がある。
ちょっとマニアックなプレイだけどね・・・ナミは少しだけサンジに同情した。
そして、離れた場所で様子を伺っていたゾロにヒラヒラと手を振った。
「ゾロ、話は終わったわよ。サンジくん、返すわね。」
ナミの呼びかけにかすかな足音がして、ゾロが近付いてきたのをサンジは感じた。
人間の時には感じとれないこのかすかなゾロの気配も獣の姿であれば感じ取ることが出来る。
「クソコック。」
呼びかけはいつもと変わりなく、違うのはその眼差しと態度。
サンジはすぐ傍で足を止めたゾロを静かに見上げた。
パタリと尻尾で床を叩き、ゆっくりと立ち上がる。
歩き始めて振り返ると名前を呼ぶ代わりに尻尾を揺らす。
ゾロが自分の後を追って歩き出したのを確認するとサンジは船尾へと脚を進めた。
誰に邪魔されることもなく船尾で一人と一匹は仲良く海を見ていた。
サンジがロビンに夕食前に一服盛られてから4時間、元に戻るまでの正確な時間は分からないが前回戻るまで半日以上掛かっていたのは確かだ。
残り8時間以上、このままの姿かとサンジは海に沈み行く太陽を見送っていた。
「・・・コック。」
壁を背にして座っているゾロの膝に頭を伏せたままサンジは小さく唸る。
いつもなら怒鳴っても蹴っても惰眠を貪っているはずのゾロがサンジに付き添うように今日は一日起きている。
ゆるゆると背を撫でていくゾロの手のひらにサンジの方が何度かウトウトと眠っていた。
「なあ・・・クソコック。」
ゾロの呼びかけに眠っていないという証拠にサンジの尻尾がゆらゆらと動く。
「俺の事・・・嫌いか?」
静かなゾロの声にサンジはピクリと耳を動かす。
サンジに言わせればそれこそゾロに問い正したいところだ。
人間の姿の自分をどう思っているのか。
サンジは溜息をつく代わりに目蓋を閉じる。
「なあ・・・・サンジ?」
グルと喉の奥で唸り、それは反則だろうと尻尾で床を叩く。
ゾロがサンジの名前を呼ぶなど、ほとんどと言っていいほどないのだ。
優しい手のひらが頭を撫でては、時折愛撫するように首をくすぐっていく。
サンジはチラリとゾロに視線を向けるとゆっくりとその膝から身体を起こした。
前脚を揃えて座りなおすと、座っているゾロと視線が合う。
獣の視線で見るゾロは人間の時に見るより遥かに野性味を帯びて綺麗で艶っぽい。
恋する乙女というナミの表現はどうかとも思うが、確かに性的な意味で誘われていると思う。
サンジは溜息をつく代わりに尻尾をゆらゆらと動かした。
「・・・なあ?」
問いかけながら伸びてきた腕に正面から柔らかく抱き締められる。
「・・サンジ。」
名前を呼んだゾロの唇がサンジの鼻先に軽く触れ、目元を通って耳の先に降りてくる。
触れる息に耳を伏せたサンジの様子にゾロはふっと笑って、なおも唇で触れてくる。
そのくすぐったさに小さく唸り、後ろに逃げようとしたサンジはゾロの腕に阻まれてゴロリと腹をみせてひっくり返ってしまった。
ふわふわの触り心地の良さそうな腹を見せてひっくり返ったサンジにゾロはクスリと笑う。
「クソコック。」
うっとりとした目で呟いたゾロが圧し掛かり、抱きつくようにして腹の毛に顔を埋めてくるに至ってサンジは諦めたように力を抜いて四肢を伸ばした。
緩く前脚を曲げ、後ろ脚を長々と伸ばして寝転ぶ。
サンジが抵抗しないのを良いことに、ゾロは腹まわりに頬をすり寄せていたと思えば緩く曲げている前脚を捕まえてその甲にキスを落とす。
サンジの前脚の肉球を触ってはちょっと爪を出してみたり、相変わらずスリスリさわさわとゾロは嬉しそうにサンジを撫で回している。
「グルルゥ・・。」
あまりに楽しげなその様子にサンジは小さく抗議の声を上げると同時に心の中で溜息をつく。
人間の姿で同じことをやられた日には鳥肌ものか、理性が切れるかのどちらだろうとサンジは苦笑する。
放っておくといつまでも続きそうなゾロの手の動きにピクピクと耳を動かした。
そして、後ろ脚と同じくダラリと伸ばしたままだった尻尾の先だけをパタパタと動かしてゾロの興味を誘う。
一瞬そちらに興味が反れた隙を狙って前脚を伸ばしグイとその肩を押しのける。
たいして抵抗もなく、サンジが押すままに床に寝転んだゾロに今度はサンジが圧し掛かった。
「コック・・・?」
「グルゥ・・。」
大人しく組み敷かれたまま見上げてくる翡翠の瞳にサンジは小さく唸る。
そしてスッと顔を近付けペロリとその頬を舐め上げた。
ちょっと驚いたような顔でサンジを見つめ、瞬きを繰り返したゾロに喉を鳴らしながら再度顔を近付ける。
今度は目元近くを軽く舐め、そのまま顎先から喉元へとペロリと舌を滑らせていく。
「・・・・ん。」
くすぐったかったのかピクリと身体を揺らしたゾロへサンジはチラリと視線を上げると、視界の先で光ったピアスへと目を向けた。
スルリとゾロの片脚に尻尾を巻き付けて、グルグルと喉を鳴らして伸び上がるとペロリと耳を舐めてみる。
咄嗟に漏れた吐息のような小さな声にサンジは楽しげに尻尾を揺らす。
前脚で体重をかけたまま、サンジはペロぺロと何度もゾロの耳から首筋を熱く湿った舌で舐め上げる。
目元を赤く染め、甘い刺激に声を耐えているゾロをパタパタと尻尾で叩き不満を表現する。
「サンジ・・。」
小さく名を呼んで腕を上げると、ゾロは目の前で動いているサンジの耳にそっと顔を近付け軽く歯を立てた。
「グルゥル。」
すぐにピンっと立った尻尾と、抗議めいたサンジの鳴き声にゾロは小さく笑ってその場所にキスをして大人しく床に身体を横たえる。
サンジは仕返しとばかりに湿った熱い舌ではなく、猫独特のザラリとした舌先でゾロの耳を舐め上げた。
痛い刺激に大きく跳ねた身体を体重をかけ前脚で押さえ込みゆっくりと口をあける。
蒼い瞳が悪戯っぽく輝いて、覗いた鋭い牙にゾロの目が向けられた。
「あ!!」
ガブリと喉元にサンジに牙を立てられてゾロの口から悲鳴のような甘い声が上がる。
緩く立てられた牙は肌を傷付けることもなく、組み敷いた肢体の熱量が一気に上がったことにサンジは機嫌よく尻尾をゆらゆらと動かした。
露出した肌の部分だけ自らの牙と舌と尻尾を使って細やかな愛撫を与えながらサンジは目を細めた。
ドキドキと激しくなる鼓動と時折漏れる吐息のような声に悪戯のつもりで始めたそれが少しづつ意味を持ち始める。
あきらかに欲情しているゾロと、それに興奮している自分の身体にパタリと尻尾を動かす。
先程から一段と鼓動も激しくなり始め、サンジはこれからどうするべきか考え込むように無意識に尻尾を揺らしていた。
「・・グゥ?。」
始めは興奮した為の鼓動だとサンジは思っていた。
しかし、気のせいでなければドキドキと激しい鼓動についで、キリリと突き刺すような痛みも感じる。
それに疑問を感じる間もなく、今度は四肢を襲った激しい痛みにサンジは飛び跳ねるようにして慌ててゾロから離れた。
「・・グ・・ガァ・・グガァア・・グル。」
「クソコック!」
耳障りな獣の唸り声に眉を顰めながら両脚に力をこめる。
痛みにゾロの身体に爪を立てそうになって咄嗟に離れたとはいえ、そこまでが限界だったようでサンジは霞む視界と激しさを増す痛みに必死で抵抗しながらバリバリと床に爪を立て掻き毟る。
「サンジ!」
絶え間なく喉から出る獣の唸りと、苦しい呼吸音になんとか意識を保とうとサンジは視線を巡らした。
心配そうな翡翠の瞳にふっと笑みを返してサンジはひときわ大きく咆哮を上げた。
「コック・・。」
「・・ふぅ・・は、は、ぁ・・。」
ゼエゼエと整わない呼吸をやり過ごしながら、痺れたような感覚の手足にゆっくりと力をこめる。
やっと戻った視界にいつもの自分の手足を見つけてホッとしたようにサンジは笑みを浮かべた。
「はあ・・・戻ったか。」
小さく呟いたサンジの言葉にゾロがゆっくりと首を縦に振る。
じっとりと身体を濡らした不快な汗に眉を顰めると、サンジはジャケットを脱ぎ捨て深呼吸する。
きちんと整えられたネクタイを手で緩めながらこちらを見ているゾロにゆっくりと近寄った。
半身起こして、いまだ快楽の名残を止めた艶やかな顔でこちらを見ているゾロにサンジは笑みを浮かべる。
スルリと解かれたネクタイを放り投げるとサンジは伸ばした腕で軽くゾロの肩を押した。
「・・・は?」
間抜けな声を出し、しかし抵抗もなく床に出戻ったゾロにワイシャツのボタンを外しながらサンジは圧し掛かる。
「おい、クソコック。何のつもりだ。」
「さっきの続きだ・・・ゾロ。」
困惑気味の低いゾロの声に、甘く囁いて顔を寄せようとして力いっぱい拒まれる。
その腕を掴み、サンジは互いの手のひらを重ね合わせ指を絡ませると抵抗を塞ぐ。
「わりぃな。俺にはそういう趣味はないんでこのままやらせてもらうぜ。」
いまいち状況が把握できてない様子のゾロに苦笑して、先程と同じようにその喉元に唇を落とす。
サッと頬を朱に染め、ビクリと反応を返した身体に気をよくし、サンジはかすかに歯を立て肌を吸い上げる。
「やめ・・。」
小さな制止の声にサンジは笑うと、猫の時には触れなかった唇を塞ごうと目を閉じ顔を近付けた。
「・・・・・やめろって言ってんだ!エロコック!!」
「・・グッ!」
ドカリと力いっぱいゾロに蹴り飛ばされて、あっと思う間もなくサンジは船外へ投げ飛ばされる。
「あ・・・・・。」
バシャンと派手な水しぶきを上げて着水したサンジを船縁から確認してゾロはガシガシと頭を掻く。
そして深く溜息をつくと梯子を取りに甲板へと踵を返したのだった。
バスを使い、ラウンジへと姿を見せたサンジにチョッパーは嬉しそうに笑った。
「良かった、サンジ戻ったんだ。」
「ああ・・。」
直行でグラスと酒を用意している様子を眺めながらおやつが出てこないかな・・とチョッパーは期待する。
なにせロビンの悪戯で今日のおやつは抜きになってしまったのだ。
「ほら・・。」
「ありがとう、サンジ。」
皿に数枚クッキーをのせミルクと一緒に出してくれるサンジにチョッパーはキラキラと輝く目を向ける。
それに苦笑しながらサンジは用意したグラスに酒を注いだ。
その動作を見ながらゾロにお酒を持っていくんじゃないんだとチョッパーは少し不思議に思う。
「ゾロも元に戻ってるみたいだし、良かったねサンジ。」
クッキーを頬張り、にっこりと笑って告げればサンジは苦虫を噛み潰したような渋い顔をしている。
返事をするでもなく一息にグラスを煽ったサンジのイライラとした様子にチョッパーは首を傾げた。
「・・・で、なんで今度はサンジが発情してんの?」
悪気のない不思議そうな問いかけにサンジの眉がヒクリと動く。
その周囲に漂い始めた不穏な空気にチョッパーは慌ててテーブルの影に隠れた。
ちゃっかりとクッキーとミルクの入ったカップを持って。
「大人の事情ってやつだ。」
イライラと煙を吐き出すサンジの視線の先に汗を流し、普段通りに鍛錬に励むゾロの姿がみえる。
ビクビクとその横顔を眺めて人間って難しいんだなとチョッパーはこっそりと溜息をついたのだった。
END++
SStopへ
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お待たせしました.。
獣の恋歌の続編です(笑
『続編こっそりw期待してます++』と拍手でメッセージをくれた方、どうでしたか?(笑
思いっきり期待は外してる気もしますが・・・(汗
よろしければまた感想聞かせてくださいね(笑
・・・・と、思いっきり私信なコメントですが、皆さんに楽しんでいただければ幸いです♪
※獣の恋歌3は裏サイトへあります※
恋の季節 =獣の恋歌2=