おすすめ ボードゲーム
 僕が遊んだゲームの中で、オススメするゲームに絞って紹介します。

軽量級ゲーム (初心者向け・ルール簡単・短時間で遊べる・子どもでも楽しめる)
ハゲタカのえじき おススメ
ハゲタカのえじき(Hol's der Geier)
8才〜:2〜5(新版:〜6)人:20分
 全員が1〜15のカードをそれぞれ1度ずつ使い、得点の高いカードを取り、減点カードを取らないことを目指します。 他の人と同じ数字のカードを出すと無効になるので、高得点カードが出たときの悩ましさは格別。 ルールはとても簡単で、悩みどころもはっきりしているので、初心者でもすぐに楽しむことができます。 強いカードがかぶって弱いカードで高得点を獲得できたり、1つ差で負けたりと意外性もあり盛り上がります。 それぞれの思惑の絡み合いが感じられる本当に良いゲームです。

PIT
ピット(PIT)
7才〜:3〜8人:2分×10〜20R
 「手番といったものが無い」のが最大の特徴で新鮮に思えます。始めたら終わるまで、誰彼と無く交換を求める声が飛び交い、 声を出して賑やかに遊ぶゲームなので、すごく盛り上がりやすいゲーム。
 カードが手に入れにくい感がありますが、ルールさえ知っていればUNOカード等で代用しても楽しむことができます。
 ただ、小さい子など動きの遅い人がいると各種カードを抱え込んだままになり、全体のテンポを崩すことがあります。 また、実際には5〜6人以上いないと本来の面白さがでないです。



ニムト
ニムト(6 nimmt!)
8才〜:2〜10人:5分×10R
 いかにカード(正確にはカードに印された牛マークの数)を取らないようにするかが目的。 考えても確実には勝てないが、考えないと勝てないというバランスが良い。 上手く他の人にカードを取らせると爽快。特定の誰かを狙うことができないが、見方を変えれば個人攻撃で険悪になることがない。
 ルールが簡単な割にルール・面白さを口で説明するのは難しくてやってみるしかない。 先が読みにくいので、出す札を選ぶのが難く感じるかもしれない。



ゴキブリポーカー
ゴキブリポーカー(Kakerlakenpoker)
8才〜:2〜6人:20分
 ごきぶりやハエやクモなどの8種類の嫌われ者を他の人に押しつけるゲーム。 コンピュータゲームでは味わえない、ウソをつくこと、ウソを見破ることに特化した対人の醍醐味を感じさせてくれる。 その人の態度や、既に取らされているカードの状況等を頼りにウソかホントかを見破りましょう。
 攻撃対象を選べるので、気がつくと放置されている人が出てくることがあるので注意。



ワードバスケット
ワードバスケット
10才〜:2〜8人:10分
 手札を早く無くすのが目的。場のカードの文字で始まり、手持ちのカードの文字で終わる言葉を唱えてカードを出します。 通常のしりとりは「頭文字しばり」だが、このゲームでは「頭+尾文字しばり」で意外と難しい。 ルール簡単でしりとりという題材なので馴染み易い。順番は無く、上手く言葉が閃けば連続して出すことができます。 変な言葉が出てきて笑いを誘うこともあります。
 特殊カードを無視すれば、カルタ札で代用プレイができます。
 ただ、語彙力に依存するので、面子によっては停滞しまくることもあり、また、勝ち負けが固定する感があります。



おばけキャッチ おススメ
おばけキャッチ(Geistesblitz)
4才〜:2〜4人:20分
 かるた取りの様な反射神経を使うゲームだが、取るもの示すカードのひとひねりが楽しい。ルールは簡単ですぐ楽しむことができる。 また、木で作られた駒が可愛らしく、ゲームに馴染みのない人の目を引く。 見た目がキャッチーで比較的安価でコンパクト、プレゼント等には最適。 テーブルゲームへの導入、一見さん大歓迎なゲーム。
 ただ、ゲーム全体を通してみると変化が少なく、また勝ち負けが固定されがちで、瞬発力に優れるが持久力に欠ける感があります。



カルタヘナ
カルタヘナ(Cartagena)
8才〜:2〜5人:40分
 要塞都市カルタヘナから、海賊たちを脱出させるゲーム。サイコロの代わりにカード使ったすごろく。 ルールはシンプルだが、自分の海賊6名を「カードを出して進める」か「後退させて手札カードを補充する」かを選び、 自分のコマや他の人のコマを利用して効率よく進めていには悩みどころも多い。 上手く展開すると、1手で大前進ができる。
 地味な印象はあるが初心者には相性が良さそう。ただ、後半引き離されるとかなり厳しい。



ねことねずみの大レース おススメ
ねことねずみの大レース(Viva Topo!)
4才半〜:2〜4人:20〜30分
 猫に捕まらないように、サイコロを振ってねずみ達を進めながら、より多くのチーズ片を集めるゲーム。 コンポーネントもかわいい。子ども向きの単純なすごろくゲームの様に見えるが、 実はねずみ達とネコの距離を見ながら、近くの小さなチーズで我慢するか遠くの大きなチーズを狙うか悩みどころが多く、 終わってみると「ああすれば良かった」という思いが出ます。小さい子どもも楽しめて大人でも楽しい間口の広いゲーム。 全体的にもスピーディーで、迫り来る猫のドキドキ感でかなり盛り上がることができます。
 やや高価なのが玉にきずでしょうか。



ウボンゴ
ウボンゴ(Ubongo)
8才〜:2〜4人:20分
 各プレイヤーはそれぞれ配られた図形パズルに同時に挑戦し、砂時計の砂が落ちきる前に解けば宝石を獲得できます。 制限時間とパズルの難易度が絶妙。3ピース問題と4ピース問題の2つの難易度が用意されています。 時間切れの後に正解がわかり思わず声が出ることも。 目的がはっきりしているので初心者向け。リアルタイム系の焦りを誰でも楽しめます。
 ただ、得手不得手が出るので勝敗が固定しやすいかもしれません。 問題数に限りがあるので慣れによる強弱も懸念されますが、よほどやりこまないと大丈夫だと思います。
 ウボンゴミニは難易度が格段に低いので注意。



中量級ゲーム (初心者でも楽しめます)
フォー セール
フォー セール(For Sale)
8才〜:3〜6:20〜30分
 簡単なルールで2種類の競りを楽しむことができる。競りゲームの入門に良い。 前半は1〜30までの価値を持つ建物をチップで競っていき獲得し、後半はその建物を使って一斉公開競りで、小切手を獲得する。
シンプルなルール・短時間で遊べる割に、心理戦を楽しむことができる。チップは紙製でチープだが、建物カードは一枚ずつ違っていて絵柄が楽しい。



ボーナンザ おススメ
ボーナンザ(Bohnanza)
12才〜:3〜5人:45分
 限られた数の畑にはそれぞれ1種類の豆しか育てられないため、豆カードを育てて高収入を得るには、 不要な豆カードをとりひきで処理するのが必須であり頻繁に交渉することになる。プレイヤー同士のとりひきが熱い。 お互いの状況を見てより有利な取引きを目指すときもあれば、「誰でも良いからこのカードを引き取ってくれぇ」的な場面もある。
 独特のルール(そこが良いのだが)なので、若干慣れが必要。また、ゲーム慣れしてない人に面白さを口で説明するのは難しい。



ベガス
ベガス(Vegas)
8才〜:2〜5人:30分
 それぞれの報酬額の決められた1から6のカジノに、各自の色のサイコロの個数で争い、より多くの報酬額を集めるダイスゲーム。 手持ちの全サイコロを一度に振り、出目の中から選んでカジノに置いていく。報酬額の大きいカジノを一気に押さえるか、様子を見ながら少しずつ置くか迷います。 他の色のダイスと同数だと無効になるので意外な獲得も面白く、カジノの取り合いで盛り上がります。
 ダイスを出目を見て、色々悩んで置いては見るが、結局ダイス運に翻弄されるのを楽しむ感が楽しいが、戦略を楽しみたい人には物足りないかもしれない。



魔法にかかったみたい
魔法にかかったみたい
(Wie verhext!)

9才〜:3〜5人:45分
 全員が同じ12枚のカード(各カードには行動内容が強弱2種類示されている)を持ち各ラウンド毎にその中から5枚のカードを密かに選びます。 リードを出すプレイヤーと同じカードを持っている場合、強い行動を奪うか弱い行動を行う権利を得ます。 強い行動を奪うと、後番に同じカードを持っている人がいると奪われる事がありますし、次のリードを出さなくてはならなくなるので迷いどころです。
 自分に必要な行動を考慮しつつ、他の人の状況から手札を読んだり、次手順を予想した判断を必要とされる思考戦向きのカードゲームです。



サンファン
サンファン(San Juan)
10才〜:2〜4人:50分
 人気のボードゲーム「プエルトリコ」の楽しさを手軽に遊べるカードゲーム。 それぞれ特権を持つ5つの職業を上手く選んで、建築物を建てていくことを目指す。 建物によっては様々な効果を持つものがあり、有効に活用できる組合せを考えなくてはならない。
 欲しい建物を建てるにはカード運もあるが、戦略要素が多くやり応えのあるカードゲーム。
 2人でも充分楽しめるのも良い。



カルカソンヌ 特におススメ
カルカソンヌ(Carcassonne)
8才〜:2〜5人:30分
 タイルを1枚ずつめくってはつなげ、城塞都市や道路などを完成させることで得点を競うゲーム。 限られた手駒をどう置くのかが考えどころ。
 タイル構成を把握してじっくりと考えるプレイもあって奥の深い楽しみ方もできるが、 地図の拡がる様子や、引いてきたタイルが上手く自分の狙いにはまれば嬉しいぐらいの気楽なプレイでも楽しい。 2人からでも楽しめ、子どもから大人まで間口のひろいゲーム。



ブラフ
ブラフ(Bluff)
12才〜:2〜6人:30分
 全員が一斉に手持ちのサイコロすべてをカップに入れて振り、その出目の予想をします。 自分の出目は見れますが、他の人の出目はわかりません。 前の人の予想を否定するか、ウソハッタリを混ぜたりして出目の予想を吊り上げていくのが楽しい。
 ある程度確率の概念がわかっていないと楽しめない。序盤負けの不利が取り返しにくく、負け抜けになる点が惜しい



ラミィキューブ
ラミィキューブ(Rummikub)
8才〜:2〜4人:20分
 赤青黒橙で1〜13の数字が描かれた2セット+ジョーカー2枚のタイルを使い、手持ちのタイルと場に出ている タイルを組み合わせ(色違い同じ数字・同じ色続き番号)て、一番早く手持ちのタイルをなくすのが目的。
 トランプとパズルを組み合わせたような戦略性の高いゲーム。うまくタイルを組み替えて手札を出せると気持ちよい。
 テーマ性が無く地味な印象はボードゲームらしさが無い。長考がちになるので注意。



じっくり遊ぶ
スコットランドヤード
スコットランドヤード(Scotland Yard)
10才〜:2〜6人:50分
 霧の都ロンドンを舞台に、逃げ回る怪盗Xを、5人の刑事が追跡していく。潜伏している怪盗Xだが5時間毎に霧が晴れた時には姿を現す。 刑事達は逃走経路を予測して追い詰めることができるか。かたや怪盗Xは上手く包囲網を突破することができるか。
 刑事達は相談が盛り上がり、怪盗Xは刑事を出し抜くことができると爽快、という2種類の楽しみ方がある。 しっかりと頭を使い、じっくりと腰を落ち着けて楽しむゲーム。ボードゲーム史では古典的名作といったポジション。
 気楽なプレイには向かず、人によっては面倒くさいと感じるかも。



カタンの開拓者たち
カタンの開拓者たち
(Die Siedler von Catan)

10才〜:3〜4人:70分
 未開の地カタン島に上陸し、道や家(街)を建て、5種類の資源を採掘・交渉等で獲得しさらなる開拓を競う。 サイコロによる運もあるが、戦略が重要なゲームになっている。ボードゲーム史上に、大きな影響を残した燦然と輝く名作。
 初期の配置がかなり重要で以降の戦略を大きく左右し、序盤で手詰まりに近い状態になると退屈な時間が長くなるので、 初心者にオススメするには注意が必要。個人的には何故かダイス目に裏切られまくるので苦手なゲーム。



パンデミック おススメ
パンデミック(Pandemic)
10才〜:2〜4人:45分
 全員が医療研究チームの一員となり協力して、世界中で蔓延する病原体の感染を食い止め、治療薬を開発して世界を救済できるか否かに挑戦する。 全員が勝つか負けるかの完全協力型ゲーム。
   全員協力が目新しい。世界を救うという大きなテーマで、感染拡大の恐怖を全員で共有することができる。 一人で遊ぶことも可能だが、みんなで相談しながら進めていくのが楽しい。



モダンアート 特におススメ
モダンアート(Modern Art)
10才〜:3〜5人:60分
 絵画の売買業者となり、5人の画家の絵画を競りに掛けて価値を高めて、購入・売却してお金を稼ぐ競りゲーム。 画家ごとに出品された枚数に応じて価値が変動していく。。
 やることは「競り」だけなのにゲーム展開は多彩。お互いの思惑を探り合いながら、画家の価値を操作・予想するのが楽しい。
 競りゲームに不慣れな者でも、相場観を掴みやすいので間口が広い。



テーベ
テーベ(Thebes)
10才〜:2〜4人:90分
 考古学者となりヨーロッパやエジプトを舞台に、考古学の知識を修得して古代遺跡を発掘し歴史的価値の高い工芸品を収集したり 展示会や学会発表して得点していく。ロマンあふれるテーマを再現したゲーム。
 テーマの再現性がく、ルール量はそこそこあるが、合理的で理解しやすい。 時間をかけて準備して1度に大きな成果を狙うか、準備を短くして回数で成果を上げるか、いろんな選択肢が楽しめます。
 発掘の引き運の影響が大きい点は賛否ありそうだが、発掘というものをうまく再現しているように思う。



レーベンヘルツ
レーベンヘルツ
(Loewenherz)

12才〜:2〜4人:60分
 中世ヨーロッパを舞台に獅子心王リチャード王の後継者を狙う領主たちの領土争いをテーマとした陣取りゲーム。 国境線を引いて領地を作り拡大していき、騎士を配置し武力を増強し侵攻しいき、最大領土獲得を目指す。
 国境線は全員共通のものなので 他人が引いた国境をうまく利する場面もあり面白い。
 重厚な雰囲気で戦略性が高くやりごたえのあるゲーム。



ナヴェガドール おススメ
ナヴェガドール(Navegador)
12才〜:2〜4人:60分
 ポルトガルから出航して、日本の長崎を目指しながら各地で植民地を開拓していくゲーム。 大航海時代を髣髴とさせる開拓競争や、植民地から得た産物の売買・加工工場を建設しての売買等で収入を得る。  様々な勝ち筋を他のプレイヤーの動向を見ながらバランスを取っていくのが楽しい。大航海時代のロマンが感じられる。
 それなりにルール量があり時間もかかるが、それぞれのプレーヤーの手番はサクサク進むため、不要な重さを感じさせないのも良い。



2人で楽しむゲーム (2人専用ゲーム)
ガイスター
ガイスター(Geister)
8才〜:2人専用:10分
 互いに8体のオバケで戦うのですが、良いオバケ・悪いオバケは相手には分からない。 勝利条件は、良いオバケを全部捕まえる・悪いオバケを相手に取らせる・良いオバケを脱出させるの3つ。
 チェスぽい雰囲気もあるコンポーネントが良い。ルールは簡単で、勝敗に係る実力と運の割合が良い。 1ゲームが短くついつい続けて遊んでしまう。
 単純なルール故に人によっては飽きやすいかもしれない。



バトルライン おススメ
バトルライン(Battle Line)
10才〜:2人専用:20分
 戦場の9つのフラッグの取り合いをします。お互い1枚ずつカードを置いて行きフラッグ毎に3枚で隊列 (ポーカーの役みたいなもの)を組んでいき、隣接した3個のフラッグ、または5個のフラッグの獲得を目指します。
手札や相手の陣形を見ながら陣形を組んでいくのですが、一手毎が悩ましくて楽しい。 手札の引き運の影響はかなり大きいのですが、その分狙っていたカードが引けた時の嬉しさは格別です。
 若干ルールを削ったらトランプで代用して遊ぶこともできます。