紙飛行機

紙飛行機

「紙飛行機」って?
 工作遊びの基本中の基本、定番中の定番遊びですね。誰でも簡単に作って遊ぶことができますが、 いろんな作り方を調べてみたり、折り方を変えてみたり、また、同じ作り方でも 紙の厚さや大きさや固さで飛んだり飛ばなかったりと、よく飛ぶ紙飛行機を目指して 色々な工夫が楽しいです。
 紙飛行機については、折り方の本がたくさんありますので、ここでは、特に基本的な紙飛行機4種と ちょっとマイナーなもの1種類の作り方を紹介します。
  
作り方
ヘソひこうき
作り方
○長方形の紙を使います。
@半分に折って戻し、中心線に合わせて図のように折ります。
A三角になった部分を図のように折るのですが、折り幅(青▼の所)は調整してください。
BCD図のように折ります。
 翼の開き具合を調整したら完成です。
 イラスト等で最もよく見られ、日本人が思い浮かべる紙飛行機の代表でしょうか。
 


イカひこうき
作り方
○長方形の紙を使います。
@AB半分に折って戻し、中心線に合わせて図のように折ります。
C折ったものを開き、図のようにたたみ直します。
D図のようにおります。
 裏側に折る方法もあるようです。
E図のように中心線で折ります。
F図のように折り、翼をひろげます。
 図のように胴体部分を平行に折るものの他に、 上の部分を下の部分に揃えて折る方法もあるようです。
G翼の開き具合を調整したら完成です。
 直進性と安定性が高い紙飛行機です。

カメひこうき
作り方
@図のように3本の折り目をつけます。
A折り目に沿って三角にたたみます。
BC図のように折ります。
D翼を広げます。
E翼の先端を折ります。
F翼の開き具合を調整したら完成です。
 直進性能が低いので、宙返りなど曲芸向きの飛行機です。

ツバメひこうき
作り方
@図のように3本の折り目をつけます。
A折り目に沿って三角にたたみます。
BC三角部分を図のように折り込みます。
D先端部分(赤い線の部分)を切ります。
E図のように先を袋部分に差し込みます。
F中心線で折ります。
G図の赤い線の様にハサミ等で切ります。
 翼の広さなど、いろいろと試してみましょう。
H広げたら完成です。
※先を指先で挟んで投げます。

★もう一つの作り方
@〜Eまでは同じです。
I中心線でFとは逆に折り、胴体部分を折ります。赤い線の様にハサミ等で切ります。
J翼の開き具合を調整したら完成です。
※胴体部分を持って飛ばします。
 先端部が重く、紙の厚さや大きさにかなり左右されるので、 いろいろな紙を試したり、翼の切り方や折り方を工夫してみましょう。

タネひこうき
作り方
@色紙を半分に切ります(半分だけを使います)。
AB図のように折ります。
C先端を、図の桃色で示した幅の半分ぐらいにあわせて折ります。
D中心で半分に折ります。
E翼の先端を、図の桃色の2本の線が平行になるように折ります。
F先端の赤で示した所をホッチキスで止めます(先端の重りになります)。
HI翼の開き具合を調整したら完成です。
 室内用の紙飛行機で投げるよりも、高いところから離すぐらいが良いです。上手に作ると滑るように飛びます。

紙飛行機の調整方法
★昇降舵をつけよう。
昇降舵を付けよう
・翼の後方(図の赤い円)を5mm幅ぐらい、上に曲げます。これが「昇降舵」です(図@)
 横から見るとこんな感じです(図A)
・まっすぐに、そっと押し出すように跳ばします。(図B)
 Aのようにストンと落ちる場合は、大きく上に曲げます。
 Bのように波打つように跳ぶ場合は、小さく曲げます。
 Cのように滑らかに跳べばOKです。
・右や左に曲がってしまう場合も昇降舵で調整できます。
 右に曲がる場合は、右側の昇降舵を左側より大き目に上に曲げます。
 左に曲がる場合は、その逆になります。
 

よもやまばなし
 僕のクラスや近所では、なぜか1〜2年に1回は紙飛行機作りのブームが来てました。 新しい作り方を本で探したり、折り方を微妙に変えたり、色々な紙を試したりしました。 宙返りやブーメランのように帰ってくるといった曲芸飛行を楽しむ人や、飛距離を出そうと 細く折ったもの(飛んでいく様は、すでに飛行機とは呼べず、槍投げ状態)を作る人がいました。
 紙飛行機自体は簡単に作れるけど、よく飛ぶ紙飛行機を作るのははなかなか難しく、 気持ち良く風に乗る紙飛行機ができたときは本当に嬉しいものです。