サイコロ

サイコロ

「サイコロ」ってどんな遊び?
 サイコロは、お手軽乱数発生機の性格を持つ、身近な遊び道具です。 サイコロを使った遊びは、実力より運に左右される性格が強く、小さい子どもと大人で遊んでも 勝敗が読めない楽しさがあります。

遊びかた
すごろく
 「絵すごろく」ともいいますが、もっとも一般的な遊びではないでしょうか。 サイコロの出目によりマスを進み、マスによっては「10マス進む」「5マス戻る」「1回休み」などに従い、最初にゴールした者が勝ちといったものです。
 サイコロは使いませんが、「人生ゲーム」や「金ころがし」も、同じ仲間といえます。
すごろくの中で、もっとも基本的なものに「へびとはしご(Snakes and Ladders)」というものがあります(100均店で見かけたことがあります)。
へびとはしご 1からスタートして100がゴール。
ハシゴに止まれば登り、ヘビの口からしっぽまで落ちる。

オハイオ
 すごろく的と同じく駆け引きの要素はありません。シンプルな遊びです。
※何人でも遊べます。
※サイコ2個、人数分の駒、ボード(下図の用に作ります)を用意します。
スタート101112
 トランプのA〜Qを並べるだけでもいいです。
○順番を決め、全員スタートに駒を置きます。
○サイコロを3つ同時に振ります。
・自分の進む方向に向けて、3つの目それぞれ、そのうちの2つの合計、3つの合計でできる数の場所は進むことができます。
 (例)スタートから進む場合
   なら、1.2.3(1+2).5.6(1+5).7(2+5).8(1+2+5)の数字ができます。
    1.2.3は通れますが、4が通れません。この場合3まで進むことができます。
   なら、2.3,4(2+2).5(2+3).7(2+2+5)の数字ができます。
    1が通れませんので。この場合進むことができません。
   なら、1,2.3(1+2).4.5(1+4).6(2+4).7(1+2+4)の数字ができます。
    この場合、一気に7まで進むことができます。

○12まで進んだら、今度は1まで戻ります。
・早く1まで戻った人が勝ちです。
 意外と足止めをくったり、進めたりがあります。小学校低学年の計算練習の助けになるかも。

ポーカーダイス
 サイコロで、トランプのポーカーの役を競う遊びです。
※5個のサイコロを使います。
 ポーカーダイス用のサイコロもありますが、普通のサイコロでもできます。
○サイコロを5個一度に振ります。
 この後、出た目を変えたいサイコロだけを振ることが、2回できます。
 より、高い役を作った人が勝ちです。
※役一覧
ファイブ同じ数が5個
フォー同じ数が4個
フルハウス同じ数が3個とペア
ストレート続き数字(他には12345と23456)
スリー同じ数が3個
ツーペアペアが2組
ワンペアペア(同じ数が2個)が1組
・出目の強弱があります。
  強い  弱い
  同じ役なら、強い目で作られた役のほうが勝ちです。
 チップを賭けてしてもいいし、単純に勝ち負けを楽しんでも良いです。

シャット・ザ・ボックス
 サイコロの出目によって、数字を消していきます。 少人数で手軽に遊べます。
※サイコロ2個と1〜9の表示をそれぞれ用意する。
 トランプのA〜9、麻雀パイなど
○それぞれ自分の前に1〜9を表にして並べます。
○2個のサイコロを同時に振り、サイコロの合計と、カードの合計が同じになるように消し(裏返し)ます。
 4と3なら計7なので、1・6か、2・5か、3・4か、1・2・4か、7を消します。
○次の人も同様に行います。
○サイコロを振って、数字が消せなかったら、終了です。
○残った数字の合計が少ない人が勝ちです。
(例)
出た目  
× 4+5=9で「9」を消す
×× 3+6=9で「1」「8」を消す
× 2+3=5で「5」を消す
×× 4+6=10で「3」「7」を消す
3+4=7、7になる組み合わせがない
2+4+6=12 12点の負けとなります。
 全部消えることは、めったにないので、できるとうれしいです。
 子どもは、「あと少しで全部消えたのに・・・」感が後を引き、結構遊び続けていました。

★★ローカルルール★★
特にありませんが、子どもは、10,11.12・・・と数字種類を増やしていこうとしますが、 例えば、12はのみ(確率1/36)が出ないと消えないので、増やさない方がいいです。
 子どもらがトランプ札の1〜9を使って遊んでいて、しばらくすると札を増やし始めたのですが、 「サイコロ2個で13がでるわけがなかろーが!」と、思わずつっこみました。いつ気づくか待てば良かった。
 個人的には、麻雀の合間にちょくちょく牌を使って遊んでました。


フーリガン
 フーリガン(Hooligan)は、決められた役ごとに点数をとりあう遊びです。
※2人以上で遊びます。
※サイコロ5個とスコアシートを用意します。
AさんBさんCさん説明
   の出た個数×1点
   の出た個数×2点
   の出た個数×3点
   の出た個数×4点
   の出た個数×5点
   の出た個数×6点
    またはを作れたら20点
   合計点を記入
○5個のサイコロを一度に振ります。
 この後、出た目を変えたいサイコロだけを振ることが2回できます。
 (例1)
    がでたので、役は1を使うことにした。
    以外を3個ふり直したら、が3個になった。
    以外を2個ふり直したら、が4個になった。
・1振り目や2振り目で、5個揃った場合、もう一度だけ、5個全部振ります。その役の出た数だけ加算されます。
 一種のボーナスゲーム。(例2)2振りでが5個揃った。5個ふり直したら、が2個出た。6×(5+2)で42点となります。
○スコアシートに点数を書き込み、次の人の番になります。
 (例1)では、1欄に1×5で5(点)と書き込みます。
※2周目以降は、すでに使った役は使えません。
 2の欄しか残ってない状態で、第1振りで6が4つ出たりすると悲しいです。
○これをそれぞれ7回(7周)行い、合計点の高い人が勝ちです。

よもやまばなし
 学童保育に行くと、サイコロ数個が小箱に入れられたまま、あまり使われていない様子。 おそらく、すごろく用の小道具のイメージしか無いのだと思いますが、ちょっとした空き時間には、結構便利に遊べます。
 子どもの頃は、鉛筆に数字を書いた鉛筆で代用したりしてました(選択問題はこれでいくという人もいたなぁ)。