じんちとり

じんちとり

「じんちとり」ってどんな遊び?
 グラウンドなどで、小石を指で弾いて、陣地を広げていくもので 外でする遊びなのですが、走り回ったりしない静かな遊びです。
 少人数で、小さいスペースでできるので、手軽に遊べます。

遊びかた
★人数は、2〜4人(それ以上でもできます)で遊びます。
★それぞれおはじきぐらいの小石を用意します。
★地面に2m四方の四角を描きます。
 基本は四角ですが、6角形とか円でもできます。 (このページでは、基本の四角で説明します)
★それぞれ、角の所に、扇形の陣地を、親指と人差し指をコンパスのようにして描きます。
★ジャンケンなどで順番を決めます。
★自分の陣地の中からスタートし、小石を弾いて陣地を広げます。
 弾く回数によって、下の図のように拡げます。
陣地の広げ方
@自分の陣地(赤の部分)の中から3回弾いて陣に戻します。
 小石の止まった場所を線で結んで陣地にします(緑の部分)。
 さらに、親指人差し指コンパスで、円(黄の部分)を書いて陣地を広げます。
A2回で陣地に戻した場合は、円を2つ書くことができます。
 図のように、囲んだところも陣にできます(青の部分)。
B一回で陣地に戻す(自分の陣の外を通ってないとだめです)と、円を3つ書くことができます。
★他の人の陣に入っても良く、相手の陣を減らすことができます。
 (陣が2つ以上に、分断された場合、最初の陣の位置につながっていない場所は、陣でなくなります。)
★小石が3回で自分の陣に戻れなかったり、四角の外に出たらアウトです。
★こうして、陣地を広げていき、最後に広い人が勝ちになります。
 最初は陣が狭いので、近めに2回で返してが有効、 ある程度拡げたら大きく弾いて勝負にでるか、手堅くいくかはそれぞれです。

 
ローカルルール
 弾く回数や、円の描ける数が地域によって違います(円を書かない地域もあるようだ)。
 
よもやまばなし
 この遊びは、人が集まるまでとか、夏に木陰とか、つなぎとして遊ぶことが 多かったように思います。それほど熱中した遊びではないのですが、ちょくちょく 遊ぶことがあったという、ある意味、便利な遊びでした。