「ながうま」ってどんな遊び? |
2チームに分かれて、片方が長い馬をつくり、もう片方のチームが、飛び乗ってつぶすという、とても荒っぽい遊びです。 「どううま」とか「うまのり」といった名前で呼ばれることもあるようです。 男の子を中心に、人気のあった遊びなので、紹介しますが、 とても危険な遊びなので、そういう点ではおすすめできません。 実際、ケガや骨折する子が続出したため、禁止した学校が多かった遊びです。 |
遊びかた |
★人数は8人〜12人ぐらいが良いでしょう。 ★丈夫な壁・柱・木等のある広場でします。 ★2チームに分かれ、最初の馬と乗り手をジャンケンなどで決めます。 ★馬チームの1人が、壁を背に立ちます。他の子が連なって長い馬を作ります。 乗り手の攻撃が集中する後ろの方は、体格のいい子がします。 ★乗り手チームは1人ずつ、跳び箱の跳び方で、長馬に飛び乗ります。跳び乗った後、前後に移動してはいけません。 人数が多いときなどに、跳んだ人の上に、 次の人が乗っかっていくことになります。 人数が少ないときは後ろを集中攻撃、人数が多いときは、全員が乗れるように、遠くへ跳べる子を 先に跳ばして、後の人が乗れる場所を作るようにします。 馬は乗り手が飛び乗るときに揺らしてはいけません。 それ以外は揺らして、崩したり落としたりしても良かったと思いますが、 大人数でする後半は、馬側も乗り手側も揺らすような余裕は無くなります。 ★途中で馬が崩れたら、交代なしで、最初からやり直しになります。 地面に膝や手など(相撲と同じです)を着いたらアウト。 乗り手は勢いをつけて跳び乗り、馬を崩そうとします。 乗り手が途中で落ちたら、馬と乗り手が交代になります。 体(手足など)が地面に着いたらアウト。 ★乗り手が全員乗ったら、長馬チームの壁に立っている人と、最後に乗った人がジャンケンし、 勝った方が、次の乗り手になります。 |
ローカルルール |
乗り手が飛び乗った後、動いても良いルールの所があります。馬が揺らして
乗り手を落とすものです。 馬が続くと、バテてさらに崩れやすくなるので、3回目は崩れても交代という ルール。または、勝っても負けても交代し、どちらが勝ちが多いかを競うという ルールがあります。 |
よもやまばなし |
小学校高学年・中学校の頃遊びましたが、けが人続出という悪名高い遊びで、
時々することがある程度で、そのうち学校で禁止になってしまいました。 これを遊んだことがない人は、「ながうまの後ろは乗り手が集中して大変そうだけど、前の人は楽そう」 に見えるかも知れませんが、壁に立った人もかなり大変です。馬になっている子が支えるために 前にかかった力が、太ももに食い込みます。そのため馬の最前部の子は壁を押さえて、立っている人を 守ります。まさに全員一丸となって耐えることになります。乗り手の方も、最初に跳んだ子の上に、 味方がどんどん乗ってきます。足を着いたらアウトという不安定な状況で、上に乗った子を支えるので、 かなりの負担がかかります。その上をさらに次の子が飛び越え・飛び乗っていくのだから 乗り手もかなり大変です。 確かに危ない遊びなのですが、男同士で盛り上がる遊びでした。 |